オリジナルコースターの目安サイズとは?厚みや印刷方法などを解説!

オリジナルコースターは、飲食店での宣伝やイベントなどで広く活用されており、その効果は抜群です。コースターを上手に活用すれば、お店のロゴなどを目にする機会が増え、知名度や集客力が期待できるからです。もちろん、手作りでコースターの作成もできます。しかし、その場合は時間と手間がかかるうえに、プロの仕上がりに比べるとクオリティは落ちてしまうでしょう。このような理由から、専門業者への発注が主流となっています。なお、オリジナルコースターにはサイズや素材、形状によって違いがあり、用途に合わせて選ぶことが大切です。本記事を参考に、自分だけのオリジナルコースターを手に入れましょう。

コースターの歴史とオリジナルコースターが注目される理由

オリジナルコースター

日本におけるコースターの歴史は、戦後までさかのぼります。当時、アメリカ軍人がかようクラブで使われた「紙コースター」が始まりです。その後、実用的な点が高く評価され、喫茶店やレストラン、バーなどを中心に拡大していきました。日本ではコースターが普及する前は、茶托と呼ばれる代物を使っていました。茶托は、湯呑み茶碗用の受け皿として、今なお愛用されています。茶托は、コースターと同じように飲み物を置くときに使用されますが、主な目的はやけど防止でした。そして、時代は変わりSNSが普及によって、以前のように雑誌や紙面による宣伝効果が期待できない現状があります。こうした宣伝手法の問題点から、手軽にできるオリジナルコースターに注目が集まるようになりました。

オリジナルコースターはサイズ・素材・形状によって違う

オリジナルコースター

オリジナルコースターは、丸型・四角型が多く流通していますが、実は多彩なバリエーションがあるのをご存じでしょうか。形状や素材、印刷方法などをこだわれば、自分だけのオリジナルなコースターが作成できます。

コースターの主な形状

ここでは、一般的に使われているコースターの形状と素材を紹介します。

丸型・四角型

飲食店などでよく見かけるコースターの多くは、丸型・四角型です。大衆に認知されている点とデザインしやすい点で人気があります。また、グラスがコースター内に収まるように作られているのも評価が高い理由です。また、ほとんどの専門業者で取り扱っている形状なので、形状で拒否されることは稀でしょう。

花型・星型などの特殊な形状

ライバル店との差別化や注目を集めたい場合は、丸型や四角型ではなく、特殊な形状のコースターを選ぶとよいでしょう。花型・星型などのコースターにすれば、オリジナリティが増すのは間違いありません。しかし、特殊な形状は専門業者で取り扱いがない場合や、コストが多くかかってしまうかもしれません。そのため、費用面などを考慮して選択する必要があります。

コースターでよく使われる素材

コースターでよく使われる素材は、紙・木材・アクリル・コルクがあります。紙は、軽くて扱いやすく、デザインの自由度が高い素材です。また、使い捨て可能で、衛生面にすぐれる点から飲食店で重宝されているのです。木材は高級感があり、環境にも配慮できるため、オシャレなお店で人気があります。アクリルは透明感とデザイン性が高く、さらに高級感があります。コルクは、吸水性にすぐれているので、コースターとしての機能性が高い素材です。注意点として、コースターを制作する専門業者によって、サイズや形状など対応可能なメニューが違います。必ず、注文する前に確認するようにしましょう。

素材によって違うオリジナルコースターの厚みとは

コースターの厚みは、吸水性に大きな影響を与えます。とくに紙コースターであれば、厚みによってコースターが水浸しになるため、きちんと調べてから選ぶ必要があります。素材ごとの厚みは以下のとおりです。

紙の厚み:0.4㎜、0.5㎜、1㎜、2㎜

木材の厚み: 2.5㎜、5㎜

コルクの厚み: 2㎜、3㎜、5㎜

アクリルの厚み: 3㎜

布の厚み: 2㎜、3㎜、4㎜

形状によって違うオリジナルコースターのサイズ

オリジナルコースターのサイズは、どのくらいの大きさが目安なのでしょうか。今回は、専門業者が主に取り扱う2種類のコースターサイズを紹介します。

丸型のサイズ

丸型コースターは、直径90㎜で作成するケースが一般的です。理由は、多くのグラスやコップなどの底が50?70㎜で作られているためです。コースターサイズが90㎜あれば、グラスを置いてもコースター内に収まるので、見栄えもよくなります。なかには、75㎜や100㎜といった特殊なサイズを扱う専門業者もいます。そのため、自身が扱うグラスを確認して、サイズ検討するとよいでしょう。

四角型のサイズ

四角型コースターは、縦90㎜×横90㎜のサイズが主流です。四角型も丸型と同じく、小さいサイズや大きめのサイズを取り扱う専門業もいます。

オリジナルコースターの印刷される範囲

オリジナルコースターの印刷には、2種類の範囲にわかれます。隅まで印刷ができる全面タイプと余白が入るタイプです。全面タイプは、コースターを全面に使った印刷ができ、オリジナリティをだすメリットがあります。しかし、余白のあるタイプより費用がかかる点は注意が必要です。そのため、どちらの印刷範囲にするかは、デザイン・色合い・予算を踏まえて決めるとよいでしょう。

コースターの印刷に使用される印刷方法と特徴

自身でコースターを作成する際は、インクジェット印刷が一般的ですが、複数の印刷方法から選べる業者もあります。ここでは、専門業者が取り扱う印刷方法・特徴を紹介します。

オフセット印刷

専門業者の多くで使用している印刷方法が、オフセット印刷です。凹凸のない平坦な板を使用するため、平板印刷とも呼ばれています。オフセット印刷の良い点は、大量印刷すればコストダウンができる点と、印刷スピードの速さです。また、色の再現度も高いため、多くの色を使うオリジナルコースターを作成する際は、おすすめの印刷方法です。

凸版印刷

凸版印刷は、印刷方法のなかで最も古い歴史がある手法です。印刷したい部分が凸状になるように版を作成し、インクを付着させて紙に転写します。小学校の頃、誰もが一度は体験した版画は凸版印刷を用いています。凸版印刷のメリットは、輪郭のはっきりした仕上がりになる点です。文字なども鮮明に印刷できるため、文章が入ったデザインに適しています。しかし、ほかの印刷方法が多く登場したことから、凸版印刷対応の専門業者が限られてしまう点は、デメリットといえるでしょう。

UVインクジェット印刷

UVインクジェット印刷は、瞬時に乾燥する「UVインク」を使用する手法です。通常のオフセット印刷はインクを乾燥させる時間が必要ですが、こちらは乾燥時間がいりません。そのため、短期間で納品できる点はメリットといえます。ただし、印刷するインクがほかと比べて高価なため、印刷コストが高騰な点はデメリットといえるでしょう。

まとめ

オリジナルコースター

本記事では、オリジナルコースターのサイズ目安・素材・印刷方法などを解説しました。サイズや素材、形状によって違いがあるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。また、専門業者に依頼する際、取り扱いのあるサイズなどをリサーチしなければ、イメージ違いなどのトラブルに発展しかねません。これから、オリジナルコースターの作成を検討中の方は、本記事を参考に、専門業者に相談するとよいでしょう。